パインアメ回顧録

放課後、製図室で友達と課題をやっているとき、そこには決まってパインアメがありました。パインアメっていうのは、多分そこらで手に入る輪っか型の小さくて黄色い飴です。製造元はパインなんとかって会社だったような。最初、みんな普通に製図をやろうとがんばってるんですが、必ず誰かしらがゴソゴソとパインアメを取り出して、あるときは後ろからこっそりと近づいて背中に入れてみたり、あるときは投げつけてみたり。ちょうどそのころは「ニヤソ」とか「にょ」とかいうキーワードが流行ってたころだったので、そういう単語を言いながら投げていた気もします。気のせいかもしれません。とりあえず、そういうメンバーだったことは確かです。午後8時ぐらいになると修羅場で、黙々と製図をしてる中で突如パインアメの応酬が始まったりすることもありました。パインアメがあれば、フランジだろうが軸受けだろうが何でも倒せる気がしました。最近、久しぶりにパインアメを買いました。昔が懐かしいです。寄る年波を感じさせます。けど、なんとかレポートは倒せました。これで一段落…