朝日記

おととい、昨日の昼休みに分けてみていた Jobs キーノートが見終わりました。せっかくだから、俺はこの Leopard Ultimate Version を選ぶぜ!とか、まぁいくつか笑いどころはあったんですが、全体的におとなしかったですね。Dashboard の紹介が始まるときに観客席から鼻で笑うような音が聞こえたのが一番おもしろかったかも。
さて、本命の SafariITmedia が Safari 対応させたと言っているのは、ソース冒頭の JavaScriptSafari かどうかを判定し、Safari なら

* {font-family:"MS UI Gothic"!important;}

という CSS を読み込ませているといったことのようです。強制指定ですね。ま、ページが見られる見られないなんかどうでもよくて、プログラマ的には WebKit に着目すべきだと思います。AIR(コードネーム Apollo)も WebKit を使用するということを言っているので(ここの Technical Highlights)、注目されるオープンソースプロジェクトになるんじゃないでしょうか。

偶然にも、先週 WebKit について調べていて、ソースのチェックアウトも試みました。なぜか途中で失敗しましたが。おかげでソースコード自体は見ていないのですが、それはどうでもよくて、チェックアウトした理由は regression tests に惹かれたからでした。これは、WebKit のソースを書き換えたときに、以前見られていたページのレイアウトが崩れていないか、JavaScript はちゃんと動くかなどをチェックするためのテストです。恐ろしい数のテストケースがあって、単純な例としては以下のものがあります。

こんなんが、単なる html を対象としたものをはじめとして、DOM、CSSSVG などについて大量にあります。ソフトウェアの品質を保つって大変ですね。
最近オープンソースあさる場合は、大抵がコード自体への興味ではなく、プロジェクト全体の管理について、細かく言えば、テストやバグ対策などをどうしてるかを知りたいからです。なかなかこういうのを網羅した本ってないですからね。